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【朝ドラ】なつぞら 5週目感想【ONE LIFEな再会】

どんどん更新が遅れております…

 

◾️今週のあらすじ

ある日、東京からひとりの学生が訪ねて来た。なつ(広瀬すず)と生き別れた幼なじみ・佐々岡信哉(工藤阿須加)だった。感動の再会もつかの間、信哉から兄・咲太郎(岡田将生)が新宿で働いているらしいと知らされ、なつは動揺する。そんななつを見ていた富士子(松嶋菜々子)は、一緒に東京に行こうと提案。夏休みを使って、なつは富士子とともに9年ぶりの上京を果たす。東京の目覚ましい復興に圧倒されつつ、なつは新宿の有名店・川村屋を訪ねる。そこの美人マダム・光子(比嘉愛未)から兄について貴重な情報を聞く。

あらすじ 第5週|連続テレビ小説「なつぞら」|NHKオンライン

 

◾️連れ戻し

柴田牧場まで伸哉(なつの命の恩人)が訪れるところからこの週は開始。

なつを育ててくれたお礼や連れ戻しの意思はないことを柴田牧場のメンバーに伝えるシーンで、

泰樹の不信感100%の顔がアレ。この週のラストの結婚命令にも出てるけど、

自分の孫以上に愛している故に、なつが『所有物』になっていることが伝わってくる。

富士子ちゃん(松嶋菜々子)は『大学へ行くなら今できる最善の努力を』に賛同してて、

『大学に行って自分の世界を広げたい』夕美子への当てつけのようにも映る。

 

柴田家、というか泰樹の家系は結構しっかりと『今の形、今の自分の場所』に縛られているような

描写が多いなと改めて。なつと東京に行くことも、そこで咲太郎に出会って

そのままなつ本人の人生に繋げさせる、というよりも、あくまで一時的な旅行であって

すぐに『柴田牧場に戻ってそこで人生を送る』ことを主軸にしている。

前週の白蛇姫の『個人を犠牲にして集団の幸せを成す』話が、

『なつを始めとする個人の自由を犠牲にして家族という集団の幸せを成す』ことにつながるので、

ここを北海道編でどう打ち破れるかだよね。

(まだこの後の週全然見れてないです…)

 

◾️咲太郎の手紙

一気に週後半に移り、最後の咲太郎からなつへの手紙。

長年心の拠り所にしてきた兄から『俺のことは忘れろ』の一文。これはくる。

 

東京への気持ちが『兄』だけであればここで北海道に帰ってそのまま、という展開も

あったのかもしれないけど、うっすらと『漫画映画』が残っていたのがこの後の展開に続く。

それって家族じゃなくて、なつ本人の思いがなつの人生を決めていくことになるので、

なし崩し的に東京に残って仕事に就くよくある朝ドラご都合主義じゃないんだなと。

自分の意思で自分のことを決めることが、これだけ色々と形を変えて出てくる週でした。

 

来週に続けよ…。