スピッツの久々のライブ『猫ちぐらの夕べ』セットリスト予想(データ分析からのアプローチ)
やぁどーもどーも(どーもどーも)
夏頃からSpotifyに課金するようになり、
そこで配信されているザ・コレクターズの『池袋交差点24時』がマイブーム。
『#103:寒がりコーちゃんは起きてる時も電気毛布の巻』でドルフィン・ラブの話。
Podcast/Spotify/Youtubeで配信してるので、
Do The DOWNLOAD !!
という宣伝がしたかったわけではなく、
先日電撃的に発表になったスピッツの久々のライブ
セットリストをデータ分析の観点から予想した、という話です。
■目次
- ■『猫ちぐらの夕べ』は、以下の点で特殊
- ■何を元にセットリストを予想するのか
- ■下準備
- ■データ分布度合(『猫ちぐら』除く)
- ■『猫ちぐらの夕べ』で選曲されそうな曲
- ■曲順分析 『猫ちぐら』は何曲目?
- ■曲順分析 全10曲のプレイリストの中での順番
- ■結論:『猫ちぐらの夕べ』セットリスト予想
- ■終わりに
■『猫ちぐらの夕べ』は、以下の点で特殊
そのため、普段のライブと異なり、以下を予想。
①コロナ禍において初のスピッツのライブである。故に着座・マスク必須
→8823や俺のすべてなど、定番の盛り上がる曲が選曲されない可能性があります。
(個人的には、この流れでポルカ/凡人あたりの引退を願う…)
②後日配信のフォローはあるものの、この一日(11/26)だけのライブである
→SDGsのような持続可能性は必要なし。
普段なら喉に負担がかかる曲も選曲される可能性があります。
③レコ発ツアーではないし、そもそも秋冬の単発のライブは1992年のXmas以来初
(横浜Sunsetは9月下旬なので夏とみなす)
→涙がキラリ☆や海とピンクなどの『夏といえばコレ』の曲の発想は
夏フェスで醸成されているが、『秋といえばコレ』の発想は少ない。
(いや楓とかあるけど安直に選んでほしくない。選ぶのがあのオジサン達なんだが)
■何を元にセットリストを予想するのか
感覚的に選んでもいいんだけど、それは個人の好みが少なからず入るため、
できるだけニュートラルな発想で臨みたい…と友人とZOOM談義していた時、
『そういえばこの企画あったよね、盛り上がったかは微妙だけど』との声。
この企画なら以下2点が担保されるので、データ元として採用しました。
①スピッツ公式も投稿されたプレイリストに目を通している
→メンバーも目を通す可能性があり、それが選曲に影響することは想定に難くない
②サンプル数が一定数以上、簡単に集められるため、データが安定する
→統計処理的にはサンプル数が多い方がいい
■下準備
①以下条件にてtwitterで検索を行い、対象のプレイリストをExcelに転記
・プレイリストに猫ちぐらが含まれている
・10/25時点で話題のツイートに表示される
・いいねが10件以上ある
→これにより、延べ57件のサンプル(=プレイリスト数)を収集。
ただし10曲未満で作成されているプレイリストもあるため
曲数的には延べ553曲が対象。
→いいね数についてはちょっと迷いましたが、
客観的にそのプレイリストが支持されている証拠、
そのプレイリストならファンも納得の証拠、とみなしました。
②どの曲が『何曲目』に選ばれているかも計測
8823がライブの1曲目に来ることがないように、選曲されそうなタイミングを
データ的な側面から分析
なお、この猫ちぐらプレイリストのキャンペーンが夏に行われたため、
『夏だからこの曲』という夏補正で選曲されている曲が一定数ありますが、
敢えてその補正はそのままにしています。
(11月に『渚』や『海を見に行こう』の気分かは不明…)
■データ分布度合(『猫ちぐら』除く)
『猫ちぐらとの食い合わせを考えたら、みんな【#NAME】選んでるやろ!
だからみんな同じようなプレイリストになるやろ!』と思いがちな人はいませんか。
そんなことはなかったです。
結論:みんなが選びがちな曲はわずかにあるが、ほとんどは異なる選曲
【全553曲中の選曲回数×曲数】
選曲回数11回 :1曲
選曲回数10回 :0曲
選曲回数9回 :2曲
選曲回数8回 :4曲
選曲回数7回 :4曲
選曲回数6回 :7曲
選曲回数5回 :8曲
選曲回数4回 :22曲
選曲回数3回 :33曲
選曲回数2回 :41曲
選曲回数1回 :56曲
ネット通販ではないけど、典型的なロングテール構造。
選曲回数11回の曲は、延べ57個のプレイリスト中11個のプレイリストに
出現するので、出現率は19.3%。
遭遇する可能性は15%らしいので、それよりは高いです。
キャタピー属出すぎ案件。
■『猫ちぐらの夕べ』で選曲されそうな曲
これは、みんなが選ぶ『猫ちぐらプレイリスト』の人気曲と同義です。
前置きが長くなりましたが、以下のような形になりました。
なお、前述のデータ分布度合を考慮し、
【選曲回数5回以上】の曲のみを選曲しています。
(括弧内は選曲回数、『猫ちぐら』は除く)
・みなと (11回)
・僕はきっと旅に出る (9回)
・夢追い虫 (9回)
・8823 (8回)
・ありがとさん (8回)
・猫になりたい (8回)
・ハネモノ (8回)
・コメット (7回)
・プール (7回)
・正夢 (7回)
・ロビンソン (7回)
・青い車 (6回)
・ウサギのバイク (6回)
・渚 (6回)
・日なたの窓に憧れて (6回)
・魔女旅に出る (6回)
・桃 (6回)
・夕焼け (6回)
・SUGINAMI MELODY (5回)
・Y (5回)
・会いに行くよ (5回)
・海を見に行こう (5回)
・魚 (5回)
・砂漠の花 (5回)
・シロクマ (5回)
・野生のポルカ (5回)
『僕はきっと旅に出る』はコロナ禍ということもあっての選曲でしょうね。
歌詞的にも世相にマッチしていて、これは納得。
『ありがとさん』も結構多くて、MIKKEツアーの大半が延期されているから
早く聞きたいという声の現れかと思われます。
『8823』『猫になりたい』『ウサギのバイク』あたりは生き物縛りか?
その縛りなら『小さな生き物』を選曲すべきだろう、というのは個人的な執着です。
■曲順分析 『猫ちぐら』は何曲目?
ライブタイトルにもなっている『猫ちぐら』、新曲ということもあり
演奏しないということはないので、どこのタイミングで選曲されるかを分析。
『猫ちぐら』を何曲目に持ってきているかだけで見ています。
1曲目:17票
2曲目:0票
3曲目:3票
4曲目:3票
5曲目:5票
6曲目:9票
7曲目:3票
8曲目:3票
9曲目:3票
10曲目:11票
静かな曲だから最後の方になるかと思いきや、1曲目が最多。
これまでも静かな曲から始まるライブはあったので、そういう選択もアリかも。
ちなみに先日行ったユニゾンの着座ライブでは、
1曲目:クローバー(前半アカペラ)
最後の曲:harmonized finale
でしっとり始まりしっとり終わる、という神構成。
ユニゾンのレコ発ツアー始まったらまた行きたい。
■曲順分析 全10曲のプレイリストの中での順番
曲順分析、これ結構サンプルが少なくて、
どこまで信頼できるか怪しいところだったので、
上述の5回以上選曲された精鋭たちには以下のように補正しました。
選曲回数8~11回:+0.5ポイント
選曲回数6~7回:+0.3ポイント
選曲回数5回:+0.1ポイント
例によって『猫ちぐら』は除き、かつ各曲順に於いて
2.5ポイント以上(=2回以上の選曲回数+ポイント)の曲だけを選定しています。
(括弧内はポイント)
1曲目:ありがとさん(2.5)
2曲目:日なたの窓に憧れて(3.3)、桃(3.3)、僕はきっと旅に出る(2.5)、8823(2.5)、ありがとさん(2.5)
3曲目:恋は夕暮れ(3.0)、自転車(3.0)
4曲目:ハネモノ(3.5)、青い車(3.3)、SUGINAMI MELODY(3.1)、猫になりたい(2.5)
5曲目:海を見に行こう(4.1)、みなと(2.5)、猫になりたい(2.5)、ハネモノ(2.5)
6曲目:会いに行くよ(3.1)
7曲目:アパート(3.0)、ハネモノ(2.5)
8曲目:8823(2.5)、ありがとさん(2.5)、猫になりたい(2.5)
9曲目:みなと(3.5)、僕はきっと旅に出る(2.5)、猫になりたい(2.5)
10曲目:夢追い虫(3.5)、僕はきっと旅に出る(2.5)
かなり混沌としてしまいましたね…。
『猫になりたい』『僕はきっと旅に出る』が散見されるような形。
本当に猫になりたい聴きたいの?(某ベース)
■結論:『猫ちぐらの夕べ』セットリスト予想
いろいろと書いてきましたが、結論です。
上記で触れた内容を元に、前半/中盤/後半/アンコールで分け、
それぞれの区分でどの曲が演奏されるか、という予想にします。
当たったら僕にライブ会場で直接あった時になんかください。
(『猫ちぐらの夕べ』は配信で見ますが、妻は行きます)
【ライブ前半】
1曲目:猫ちぐら (確定)
・ありがとさん
・桃
【ライブ中盤】
・SUGINAMI MELODY
・ハネモノ
・青い車
・海を見に行こう
・会いに行くよ ←ほぼ確定の読み
・アパート
【ライブ終盤】
・8823
・猫になりたい
・みなと
・夢追い虫
【アンコール】
・僕はきっと旅に出る ←ほぼ確定の読み
【蛇足】
妻に投稿前にこの記事見せたら『シングルほぼ入ってなくない?』と指摘され、確かに!と思ったので、安牌案だけど書いておきます。
競馬で言うところの複勝狙い。
当たらなかったら会場で妻に『全然違うじゃん!』って言ってください。
・正夢
・魔法のコトバ
■終わりに
今回データ分析からセットリストのアプローチを初めてやりましたが、
これはあくまで議論のタタキ台にしたほうがよさそうな気もしました。
結構データの重みづけで苦労した。
本当は動物縛りとか、秋補正とかちゃんとやりたかった。
以上でーす。